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給湯室と一口に言っても給湯システムの種類は様々で、大きさ、燃料も電気、ガス、石油、太陽熱など多様である。機器そのものの性格ほか、住宅の構造や家族構成により一長一短の幅は変化するので、買い換えをする際には業者の言い分を鵜呑みにするのではなく、自分自身で検討する必要がある。

電気給湯機は電熱ヒーターを使うタイプと熱交換を使うタイプに分かれる。深夜電力(電力会社や契約メニューによって異なる。東京電力の一例では、午後11時から翌朝午前7時までの時間帯に使用した分に限り、電気料金単価が一般電気料金単価より割安となる契約)の割安な単価適用時間帯を使い、貯湯タンク内に85℃程度に沸かした湯を150〜560リットル程度蓄えて、昼間に給湯使用する。昼間時間帯でも運転することが可能であるが、ランニングコストメリットを享受するためにもタイマー制御等を用いて深夜電力時間帯に稼働するように設定する方式が普及している。

石油給湯器は石油(灯油)バーナーによる給湯器。経済的効果(燃費)を期待し浴槽などの多量給湯に用いられる。かつては燃焼制御技術の問題もあり比較的容量の大きい缶を内蔵する半貯湯式もしくはセミ貯湯式と呼ばれるものが多かったが、現在は必要量だけその都度加温して利用する瞬間式(直圧式)もある。 瞬間式は、細かい制御が可能なため、1℃単位での給湯温度設定が可能、缶体を持たないので、水道水の圧力のまま用いることができる。また、ガス瞬間式同様、給湯時の水圧が上水道圧とほぼ同一であり、蛇口を捻れば直ちに点火・出湯するなどのメリットがあるが、その分構造・制御が複雑になり、本体価格は高価である。また、ガス瞬間式同様に微小な流量では燃焼開始できなかったり、給湯能力を超過した出湯の場合、直ちに湯温の低下を来たす欠点がある。瞬間式は本来、ガスの様に燃焼制御が極めて容易な燃料に用いられる物であるので、この点やや不利である。 これに対してセミ貯湯式は構造が単純なため瞬間式(直圧式)に比べて安価であるが、容積のある円筒の缶体を持つ為法規制を受けかつては圧力上限が0.1Mpaとされていて給湯時の水圧が低く(但し最近は高圧型0.2Mpaもある)、使用開始時缶の水を予め温めなければならないので、数十秒程度の待ち時間が発生する。温度設定が「熱い〜ぬるい」などの感覚的な設定しかできない等の制約がある。反面、低圧であるので在来の太陽熱温水器との結合は極めて容易であり、缶の湯量があるので湯温の乱高下も比較的緩和される。 かつてはランニングコストの面から、寒冷地、都市ガスの供給の無い地域での採用が多かったが、原油価格の高騰やオール電化の普及に伴い、電気給湯機へシフトする傾向にある。

ガス小型瞬間湯沸器は台所やその付近の室内に設置される小型の給湯器。本体正面にある主に丸い操作部を調節して、本体から直接伸びたシャワー口を含む給湯配管により給湯する方式を「元止め式」、給湯を必要とする場所から離れた場所に本体を設置し、蛇口(混合水栓)を含む給湯配管を施工し、蛇口の開閉時による水圧変化により制御し給湯する方式を「先止め式」という。